病院からのお知らせ

「高速ぶくぶくうがい」について

こんにちは。先日の台風はすごい威力で、未だに停電や断水で甚大な被害に合われておられる方がたくさんいらっしゃることに心が傷みます。つくづく、自然の力の強さには、人間の力では、適わないと思い知らされますが、未曽有の災害などの時の被害が大きくならぬよう、普段から今までの災害経験を踏まえ、自治体や国の早急な対応をお願いしたいです。

今日は、「高速ぶくぶくうがい」についてお話いたします。
皆さんは、普段どのようなうがいをしていますか?
「高速ぶくぶくうがい」とは、お口の中の汚れもよく落ち、お口まわりの筋肉も引き締りますのでぜひ、実践してみて下さい。
「高速ぶくぶくうがい」
基本
1、 水30mlを口に含み、1秒間に3回ほど力強く「ぶくぶく」と早くうがいをする。
2、 次は、左右に水が動くように同じように力強く「ぶくぶく」と早くうがいをする。
3、 次は、上下に水が動くように同じように力強く「ぶくぶく」と早くうがいをする。
4、 上記を、10回づつ3セット繰り返す。

最初は、口のまわりが疲れますが、毎日繰り返すうちに楽に出来るようになります。
2週間後には、効果が表れ、頬の筋肉がすっきりとし、ほうれい線も薄くなり、口角も上がります。
ポイントは、お水少なめ「ぶくぶく」早めにです。やりすぎには、ご注意を・・・!?

気軽に行えるエイジングケア、ぜひお試し下さい。

Dr.不在のマウスピース?!

お盆休みが始まり、空や道路など日本で一番混む時期に入りましたが、大型台風が
近づいて来てしまい帰省した皆様の交通の乱れなど、とても気になってしまいます。
早く、熱帯高気圧になって消えてほしいと願うばかりです

今日は、先日ある書面を見ていて気になった事がありましたので触れさせて頂きます。
そこには、「ネット上で、歯科医師の介入なく作られたマウスピース型製品が販売され、歯列改善への有効性を謳う製品が出てきている。」と言う事でした。
すでに、日本矯正歯科学会は、HPで「歯科医学的にも非常に危険」との注意喚起を出しています。「矯正歯科治療は、正確な診断や精密な治療計画に立脚して行われるべき医療行為であり、誤ったマウスピース型製品の使用は、予期せぬ問題を引き起こす可能性がある。」と指摘しています。
マウスピース型矯正装置による治療は、その利点・欠点を踏まえた適応性の判断や専門知識を要する事から「大学病院等や学会が認めた研修機関にて十分な矯正学を学びトレーニングを受けた歯科医師による治療を推奨する」としています。
私自身、まったくその通りだと共感させて頂き、より多くの方に危険性を唱えていきたい事柄だと思い、お話させて頂きました。
余談ですが、驚いた事に、先日、アメリカのハーバード大学との共同研究で研修に参加した際にお聞きしたのですが、アメリカでは、Dr.不在の店舗にて口の中の状況をデジタルスキャナーで取り込み、それに合わせて3Dプリンターで製作された物を受け取るようです。合理的なアメリカらしい発想ですが正しい歯列矯正学的観点からは、だいぶかけ離れているように思えます。ご自分の大切な歯・・・装置の選択には慎重に・・・。