病院からのお知らせ
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ホームページが新しくなりました。
宜しくお願い致します。
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健康長寿社会を支える歯科
お口の役割には、「食べる」「話す」「呼吸する」「表情をつくる」「味わう」「唾液を分泌する」等、健康に生きるために必要な役割を担っています。この中で一つでも機能が低下すると健康寿命におおきく関わるといわれています。
人生100年時代・・・
歯科界も一部では「ただの虫歯治療」から「口腔育成問題改善」へ、パラダイムシフトが起き始めています。(口の周りの筋肉の弱さが歯並びの悪さに影響するため)乳幼児なら母乳の飲ませ方、離乳児なら離乳食の与え方・食育、幼児期なら虫歯、歯列不正に関してのアプローチ、成人は歯周病の予防方法、シニアは口の役割を維持していく手伝い
等・・・。
皆様の健康寿命を支えるため、私たち歯科がお手伝いできることはどの年代の方へも沢山あります。レイ歯科・矯正歯科ではどのような年齢の方がいらしても健康寿命を延ばすためのお手伝いができるよう準備しております。お口の事でお困りの事がありましたら気軽に相談して頂けたらと思います。
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子どもの歯ぎしり
子供の歯ぎしり
子供の歯ぎしりを心配している保護者の方は多いのではないでしょうか。
よく精神的なストレス??と言われていますが、一概にそうとはいえません。
何故なら子供の歯ぎしりは歯列・咬合の発達段階における生理的な現象とも捉えられています。例えば、2歳前後で起こる歯ぎしりは、嚙み合わせを作っていく過程の生理現象で起こり、
6歳前後で起こる歯ぎしりは、永久歯と乳歯が混在する時期にあたるため、噛み合わせが不安定になる事で起こると言われています。
その為子供の歯ぎしりに過度な心配はいりません。但しあごがだるい、口が開きにくい、耳が痛い、歯の噛む面がすり減りしみる、等の症状がみられるときは、歯科医院での相談をお勧めします。
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野菜ジュースは野菜変わり??
「1日分の野菜をこれ一本!」TVCMでお馴染みのこのフレーズ小児の食育観点からみていきましょう。
確かに抽出成分として一定の栄養素の摂取はできます。しかし市販の野菜ジュースは加熱処理(殺菌目的)済みのため、ビタミンB群やCなどの熱に弱いビタミンや酵素は残念ながら破壊されてしまいます。
また飲み口をよくするのに食物繊維が除かれていたり、糖を添加したり、果物が加えられたりと、甘味を強く感じる製品も多く存在します。さらに人間にとって大切な機能である「咀嚼」をしない為、軟食傾向になったり、本来野菜や果物がもつ繊細な旨味感知が鈍くなることも考えられます。
毎日飲むというよりは、「今日はあまり野菜摂取してないな。」と感じた時にあくまで補助的にとどめておくくらいが良いとおもいます。
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乳歯のむし歯への取り組み
むし歯は、「感染症」と「生活習慣病」の要素をあわせもつ多因子疾患と考えられていて、
1つの因子を制御するだけでは発症の予防は不十分であり、日々の食習慣を含む生活習慣の改善が必要です。乳歯のむし歯は年齢によってできやすい部位がはっきりしていて、
1~3歳は上の前歯。3歳を過ぎるころは上下奥歯の噛む面。
4~5歳ころは奥歯の歯と歯の間となります。むし歯の原因を理解し、年齢に合わせた歯磨きの仕方や、仕上げ磨きのポイントを理解していればむし歯リスクは減らせます!!
レイ歯科・矯正歯科ではむし歯のリスクを減らす話という事で「感染症」「生活習慣」「食育」についてお話する時間を設けていて、患者様からも好評です。お話を聞かれた親御さんの意識が変化し、良い生活習慣へ変化する事で口腔内に変化がみられた時はスタッフ皆安堵し、より一層子供達の歯を守るという使命を日々実感しています。
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隠れお口ポカンに要注意!!
当医院でも矯正相談に来院するこどもの口唇が開いている子がおおくみられます。
お口をポカンと開いる子もいれば、中にはお口をうっすら開いているが開きが小さすぎて周囲の人が気づかない「隠れお口ポカン」の子が結構いるんです。口唇が開いていると通常は上顎に収まっているはずの舌の位置が低くなります。舌の位置が正しくないため、顎の成長がうまく進まなかったり、口唇がいつも開いている状況になりやすく間違った飲み込み方になり、歯並びを崩す原因になることもあります
(お口ポカンの詳しい内容は以前のブログに投稿しているのでそちらを覗いてみてください。)今一度お子様の様子を観察し、お口のうっすら開けや、口唇を開けてクチャクチャ音をたてて食べていたりしないか等確認し、隠れお口ポカンを早期発見し、改善に努めていきましょう。
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離乳食スタート!!
一般的には生後7か月を過ぎると離乳食がスタートします。
この時期は様々な素材の味覚を広げたり、食べ方や飲みこみ方などを学ぶ時期です。食べる意欲を育てるには、特別な離乳食は用意せず、子供が欲しがるまで与えない事が大切です。食べる事に興味を持ち始めたら大人が食べているごはんやお味噌汁、野菜など中心に味を薄くしたり、柔らかくして少しずつ与えてみてください。食べられない食材は吐き出す、むせるなど失敗しながら食べ方や飲み方を自然と学び食べられるようになっていきます。
また味覚の幅を広げ、食べられる食材を広げるためには、3歳ころまでは甘い物(菓子パン含む)を遠ざけて、甘味以外の味を好きになるチャンスをつくりましょう。離乳食の時期に味わった物は将来必ず食べられるようになるそうです。
食べたい意欲を引き出し、いろんな味に挑戦し
「なんでも食べて丈夫な子」を目標に取り組んでいきたいですね。
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母乳は素晴らしい
母乳は素晴らしい!!
おっぱいを飲む事は生きるために行う「噛んで食べる事」の予習になりなす。
更に当医院がとても大切にしているMFT訓練の目的をおっぱいを飲む事で自然に行っていることになります。おっぱいを飲む行為は、、、
・筋肉の発達 ― 母乳は自身の力で吸わないと出にくく、咬筋や側頭筋など口の周りや頭の脇の筋肉をしっかり使うため、噛むための筋肉を発達させます。
・舌を正しく使う ー 母乳を飲む時、舌を乳首に巻き付け、舌全体を上顎におしつけ口腔内を陰圧にし、強い力で吸引します。この時期に正しい嚥下(飲み込む事)を学びます
・鼻呼吸 ― 母乳を飲む時は口を完全にふさぐため、自然に鼻呼吸になります。
・顎の運動 ― 1日に母乳を飲む回数は新生児ならなんと8回。体が成長する時期にたっぷり顎を動かすので、顎もぐんぐん成長します母乳は噛む事を覚える意味でも最高の訓練ですが、それ以外にも栄養面やスキンシップなど様々なメリットがあります。
最初はなかなか上手くいかなかったり、足りているのか不安だったりすると思いますが、周囲の方に相談にのってもらいながら素敵な母乳ライフが獲得出来たらいいですね。
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顎の形態と機能の発達
動物や人間の赤ちゃんは、形態と機能が未熟なまま生まれてきます。
人は特に未熟度が大きく、生まれたばかりの赤ちゃんには歯がなく、発音も出来ず、嚥下(飲み込み)も不完全で、おっぱいさえ飲めればいいという状況です。
その後、歯が生え離乳食が始まり、しっかり噛むことを覚え、筋肉も骨格も発達を始め形態と機能は成長と共に環境因子に影響を受けながら完成します。しっかり噛んで食べている子と柔らかい物ばかり食べている子は顎の形態と機能の発育に差がでてきてしまい、後に歯並びへ大きな影響を与えます。
しっかり噛む事とは・・・
固い物を食べるというよりは、噛む回数を増やす事を意識すれば良いのです。
当医院では離乳食を始められたお子様をお持ちの保護者様へ、咀嚼に関するお話も交えた簡単な食育の話をさせていただいています。
「咀嚼率アップ間違えなし!!」のお話を皆様に聞いて頂けたらいいな。と思っています。
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2022年 レイ歯科・矯正歯科が大切にしている事
2022年始まりました。
今年度もレイ歯科・矯正歯科スタッフ一同いらっしゃる患者様の健康を第一に考え診療にあたらせて頂きますのでどうぞよろしくお願いいたします。今年度1回目のブログは当医院が一番重視している内容にふれていきたいと思います。
さて、皆様は「予防できる不正咬合がある」ことをご存じですか?
15~16世紀のオランダの学者エラスムスの言葉「予防は治療に優る」は、すべての医療に通ずるものです。虫歯や歯周病の予防は近年素晴らしい進歩をみせています。
その反面不正咬合の予防概念はほとんど進歩してないように思われます。
確かに先天的要因(両親から受け継がれた顎や歯大きさ、形、数など)からの不正咬合は防ぎきれませんが、後天的要因(生まれた後の環境が原因)で不正咬合になっている場合は予防が可能になる事があります。
特に成長期の子供には大きな効果が期待できます。
もし成長段階の子供に不正咬合がある場合はその原因を考察し、アプローチしてあげる事で将来的に歯を抜き、ワイヤーをつける矯正をしなくてもよくなるかもしれません。レイ歯科・矯正歯科では後天的な要因に対するアプローチとしてMFT(口腔周囲筋のトレーニング)を重視しています。
詳細はホームページの[舌トレーニング]を覗いてみてください。