スタッフブログ

2019年10月 9日 水曜日

口内炎のお話

こんにちは。暑かった夏も終わり、やっと過ごしやすい季節になってきました。
実りの秋、スポーツの秋、読書の秋・・・。皆さんは、どんな秋をお過ごしでしょうか?
急に気温が下がり乾燥してきます。体調を崩しやすくなる頃でもありますので、くれぐれもお身体ご自愛下さいね。

今日は、お子様の口内炎についてお話させて頂きます。
子供の口内炎は、大きく2つに分けることが出来、1つは、単純ヘルペスウィルスの感染による「ヘルペス性歯肉口内炎」
もう1つは、ストレスや環境の変化などのより起こる「アフタ性口内炎」です。

「ヘルペス性歯肉口内炎」は、多くのお子さんには急性症状はみられません。特に歯肉の腫れや出血、舌や歯肉に小さな水疱が生じその水疱が破れると、粘膜は潰瘍のような状態になり、舌は苔で覆われて口臭がみられるようになります。
その為多くの保護者の方は、お口の中の清掃不良と捉えてしまいがちですが、注意したいのは、発熱、倦怠感、食欲不振はお口の清掃不良だけでは、起こらないということです。
より症状を悪化させてしまう事もあるので、そのような症状が出た時の歯磨きは慎重にするようにして下さい。急性期には、水分補給と安静をこころがけ、適度に口腔内を清潔にたもちましょう。

一方、「アフタ性口内炎」は、頬粘膜、歯肉、舌に見られる円形あるいは、楕円形の境界明瞭な潰瘍(周りが赤くて中心が白色偽膜の状態)で副腎皮質ステロイド軟膏の塗布や
うがい薬が用いられます。
「ヘルペス性歯肉口内炎」では、副腎皮質ステロイドの投与は、控えなければいけないので注意が必要です。
いずれも、お子さんの食生活に支障をきたすような口内炎は、放置せず早めの来院をお勧めいたします。

投稿者 レイ歯科・矯正歯科 | 記事URL

2019年9月11日 水曜日

「高速ぶくぶくうがい」について

こんにちは。先日の台風はすごい威力で、未だに停電や断水で甚大な被害に合われておられる方がたくさんいらっしゃることに心が傷みます。つくづく、自然の力の強さには、人間の力では、適わないと思い知らされますが、未曽有の災害などの時の被害が大きくならぬよう、普段から今までの災害経験を踏まえ、自治体や国の早急な対応をお願いしたいです。

今日は、「高速ぶくぶくうがい」についてお話いたします。
皆さんは、普段どのようなうがいをしていますか?
「高速ぶくぶくうがい」とは、お口の中の汚れもよく落ち、お口まわりの筋肉も引き締りますのでぜひ、実践してみて下さい。
「高速ぶくぶくうがい」
基本
1、 水30mlを口に含み、1秒間に3回ほど力強く「ぶくぶく」と早くうがいをする。
2、 次は、左右に水が動くように同じように力強く「ぶくぶく」と早くうがいをする。
3、 次は、上下に水が動くように同じように力強く「ぶくぶく」と早くうがいをする。
4、 上記を、10回づつ3セット繰り返す。

最初は、口のまわりが疲れますが、毎日繰り返すうちに楽に出来るようになります。
2週間後には、効果が表れ、頬の筋肉がすっきりとし、ほうれい線も薄くなり、口角も上がります。
ポイントは、お水少なめ「ぶくぶく」早めにです。やりすぎには、ご注意を・・・!?

気軽に行えるエイジングケア、ぜひお試し下さい。

投稿者 レイ歯科・矯正歯科 | 記事URL

2019年8月14日 水曜日

Dr.不在のマウスピース?!

お盆休みが始まり、空や道路など日本で一番混む時期に入りましたが、大型台風が
近づいて来てしまい帰省した皆様の交通の乱れなど、とても気になってしまいます。
早く、熱帯高気圧になって消えてほしいと願うばかりです

今日は、先日ある書面を見ていて気になった事がありましたので触れさせて頂きます。
そこには、「ネット上で、歯科医師の介入なく作られたマウスピース型製品が販売され、歯列改善への有効性を謳う製品が出てきている。」と言う事でした。
すでに、日本矯正歯科学会は、HPで「歯科医学的にも非常に危険」との注意喚起を出しています。「矯正歯科治療は、正確な診断や精密な治療計画に立脚して行われるべき医療行為であり、誤ったマウスピース型製品の使用は、予期せぬ問題を引き起こす可能性がある。」と指摘しています。
マウスピース型矯正装置による治療は、その利点・欠点を踏まえた適応性の判断や専門知識を要する事から「大学病院等や学会が認めた研修機関にて十分な矯正学を学びトレーニングを受けた歯科医師による治療を推奨する」としています。
私自身、まったくその通りだと共感させて頂き、より多くの方に危険性を唱えていきたい事柄だと思い、お話させて頂きました。
余談ですが、驚いた事に、先日、アメリカのハーバード大学との共同研究で研修に参加した際にお聞きしたのですが、アメリカでは、Dr.不在の店舗にて口の中の状況をデジタルスキャナーで取り込み、それに合わせて3Dプリンターで製作された物を受け取るようです。合理的なアメリカらしい発想ですが正しい歯列矯正学的観点からは、だいぶかけ離れているように思えます。ご自分の大切な歯・・・装置の選択には慎重に・・・。

投稿者 レイ歯科・矯正歯科 | 記事URL

2019年7月31日 水曜日

虫歯を誘発「スポーツドリンク」とは?

こんにちは。長かった梅雨が終わりやっと夏らしい日が訪れましたね。 
気温が上がらず毎日曇りや雨の時には「夏はいつ来るのかね?」などと話し
暑くなり太陽さんさんになると「暑すぎる~!!」などと言い人間は、わがままなものだとつくづく思います。日々自然の恵みに感謝し、たくましく生活したいものですね。

今日は、これからの暑い夏にぴったりな話題で「スポーツドリンク」についてお話したいと思います。
こう毎日暑いと、皆さん熱中症対策で水分補給は頻繁に行っている事と思います。
水分補給時にとる飲み物は、どんな飲み物を選んでいますか?
運動時や外出時にお子さんが「スポーツドリンク」を持っていくご家庭も多いと思いますが「スポーツドリンク」は、糖分が多く日常的に飲用していると虫歯をひき起こす要因になりかねません。当院でも、中学生になり、大人の管理下から離れ虫歯になる子が増えています。
実際にお茶と「スポーツドリンク」を用意し、1週間それぞれの中に歯をつけてみた結果、お茶の方は変化せず、「スポーツドリンク」の方は酸により溶かされ脱灰化が進んでいました。
通常歯は、pH5.5以下になると溶けて脱灰が進みます。
体内での吸収力も、蒸留水や糖分なしのお茶などの方が良く「スポーツドリンク」は虫歯になり、吸収もそれほど良くない・・・。では、何を飲めばよいのでしょうか?
それは・・・「経口補水液」です。「経口補水液」の成分の基本は、ぶどう糖2%です。
水分不足時の飲み物は、「経口補水液」をおすすめします。
「経口補水液」は、口から摂取できる「点滴」なのです。
下痢・嘔吐時の速やかな水分補給なども「経口補水液」が適しています。
これからの季節、食中毒や熱中症には、くれぐれもお気を付け下さい。

投稿者 レイ歯科・矯正歯科 | 記事URL

2019年7月23日 火曜日

「口臭」について

こんにちは。
前回のブログから少し開いてしまいましたが、皆さんお元気でお過ごしでしょうか?
7月は、日照時間が少なく気分も上がらない日々が続きましたが、これから暑くなりますので体調にはくれぐれもお気をつけ下さい。

今日は、「口臭」についてお話させて頂きたいと思います。
口腔環境を知るうえで「口臭」問題は重要な役割をはたしています。
体調が悪かったり、寝起きであったり「口臭」について気になる方は、多いのではないでしょうか?
一般的に、「口臭」は、歯周病が原因で起こる事が多いので、歯周病の多い大人の方によく現れる症状です。歯周病になる事が少ない子供の「口臭」が気になるようでしたら
何かの要因が疑われます。
1つ考えられるのは、虫歯です。虫歯が進行するとミュータンス菌が独特の匂いを発します。歯磨きが不十分で食べかすなどが残っていると虫歯になりやすいので注意が必要です。
その他に考えられるのは「口呼吸」です。
寝ている間や何かに夢中になっている時に、お口ポカンで「口呼吸」になっていませんか?通常、子供は唾液の分泌量が多く口の中の自浄作用も強いので「口臭」問題は少ないはずなのですが、お口ポカンで「口呼吸」の習慣がついていると口の中が乾燥してしまい雑菌が繁殖しやすくなり、「口臭」の原因になる事があります。
雑菌が繁殖すると舌に「舌苔」という白い苔のようなものが多く付着するようになりそれも「口臭」の原因になります。
また、ストレスや胃腸の状態なども関係する事があります。
ストレスや胃腸の状態などは、歯科ではなく、すみやかに専門医師のいる病院でご相談する事を、お勧めいたします。
歯科的予防は、常にお口を閉じて鼻呼吸を心がけ、正しい歯磨きをして虫歯のチェックをする。「舌苔」が気になるときには、ゴシゴシとこすらず専用の器具で優しく取り除きましょう。お口が渇かないよう適度な水分補給も忘れずに行って下さい。


ストレスは、大人だけでなくお子さんも多く抱えている場合も考えられます。
日ごろから、お子さんとのコミュニケーションをとり精神面のケアも心がけてあげて下さい。

投稿者 レイ歯科・矯正歯科 | 記事URL

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